ココロハナコトバ

ただ言葉や自分の声を連ねていきます。意味がない文字の羅列です。

雨雪

雨が降っていた

君はどこに行っていたの

いつも通り答えのないあなた

雨だれが耳に残る

オノマトペにできない擬音語たち

見上げた夜空は

真っ暗で

ハローハロー聞こえますか

私はここにいます

あなたはどこから発信しているの

はやぶさの向こう側

くちづけを交わす

一瞬のゆらぎで

世界はまわる

まわれまわれ世界よ

まわせまわせ未来を

星降る夜は

いつかの未来か

誰にも聞かれないような歌を歌おう

君と僕しか聞こえない音の魔法で

ワルツを踊ろう

リップ

そっと口につける

紅をさす

赤く艶めくアタシになる

しっかりと塗るわけでなく

あくまでそっと

唇から離れた瞬間

世界が華やいだように見えた

少しでも

綺麗になりたくて

ムズカシイ理論なんか知らない

ただ赤く赤く

美しく艶めく

あの日見た女性には今でも程遠い

私は大人になれるだろうか

愛されることができるだろうか

愛することができるだろうか

バッグ

入れてしまえば大丈夫

誰にも見えない

わたしのこともあなたのことも

猫が私たちをみていた

バレてしまったかしら

ねこもいれてしまえば大丈夫

ことりがさえずる

わたしたちのこともウワサしている

バレてしまったかしら

ことりもいれてしまえば大丈夫

あたしとあなたを邪魔するものなんているのかしら

そろそろ

満杯になってしまいそうね

ほら

新しいバックを買いにいきましょう

もうすぐ新作のバックがでるから

むかむか

気持ちが悪い

自分の気持ちが消化しきれなくて

なんて、

カッコいいことを書いた気になったけど、

さっきたべたよくご飯の食べ過ぎじゃないか

ただのご飯の食べ過ぎ

大好きなんだよね

豆ご飯

ついお代わりしちゃって

おかずも美味しくて

だから、むかむか

いやそれ以外にもむかむかの原因があったような

一週間もいやいやしながら働いた自分

そのなんならやめればいいと思っている自分

でもすぐには辞めることができない自分

やっぱり、もやもや

でも今日は、

ご飯が美味しいかったから

もういいや

おやすみなさい

つばさ

なぜ人は飛べないのだろうか

なぜ鳥は飛べるのだろうか

人間と猿の遺伝子的な違いはちょっとだけらしい

じゃあぼくも飛べるのかな

飛びたいわけじゃなくて

どこかへ行きたいわけでもない

ただ閉塞感が僕を押しつぶす

もう少しで僕は消えてなくってしまうかもしれない

押されて潰されてゴミ箱へ

スクラップアンドビルド

火の鳥ならそこからもう一度生まれ変わるだろうか

ちいさな炎が燃え上がる

小さな命のかたまりが飛び回る

僕ももう一度飛べるだろうか

のど

なにかの音が漏れている

なにを伝えかったの

しっかりと頭の中で何度も練習したのに

世界には届かなかった

わたしの体の私じゃないところになってしまった

その瞬間は

頑張ってよ

動いてよ

もやもやの思いも

誰にも伝わらない

痛くて

開けられなかった

とても近くにいたはずの君は

もうそこにはいない

伝わるはずの言葉は

どこに消えたのだろうか

銀河系の彼方へ

星の瞬きが静かに闇に烏

あなたがカンニングしてくれればいいのに

痛み

感じていた

ピリピリ

ヒリヒリ

もう少ししたら開放してくれる

冷たい氷があったら

うれしい

時間がきたら収まってくれる

もう耐えられない

キリキリ

ザリザリ

ザラザラ

やめて

もういやだ

心当たりがあったことはありますが

時間が経てば忘れてしまいます

誰かに言われたナイフのような言葉も

弾丸のように身体を撃ち抜いて言った言葉も

戻らない

気がついたら

身体中に小さくて目には見えない傷がありました

あなたが付けたの?

私が付けたの?

犯人はいない

ただ痛みだけが残る