ココロハナコトバ

ただ言葉や自分の声を連ねていきます。意味がない文字の羅列です。

背中

必ずとか

絶対とか

そんな言葉が

苦手だ

 

必ずの反対になってしまったら

絶対が叶わなかったら

断言ができる場面なんて

そんな多くとないと思う

 

言い切ってしまうと

それ以外の可能性が消えてしまう

消えてしまった未来は

もうみることができないのかな

 

だれも知ることのなかった未来は

どこに消えてしまったのだろうか

曖昧なことは

曖昧なまま

そのままにしておくと

腐ってしまうかもしれない

 

動けない僕の背中を押してくれる君は

もうここにはいない

絶対大丈夫と 君にだけは言ってもらいたかった

 

新しい人は

言い切ることはないよ

優しいだけで

背中は押してくれない

いつも僕を包んでくれる

 

このまま僕は腐っていくのかもしれない

 

もう今日が終わる

雨音が

円心状に広がっていく

もうすぐ梅雨がくるのだろうな

ちょうどいい

足りなくなったら

ぼくのこころを足してくれる

満たしてくれる

僕の未来

その先の未来に

なにを継ぎ足していこうか

大好きな感情と

大嫌いな感情は

いつも一緒にいる

足りなくて

君がいないと物足りない

いつも少しが足りなくて

足してしまうと

多すぎて

ぴったしカンカン

にはいかないみたい

ちょうどいい

あと少し

僕の言葉は

いつも足りない

瑠璃色

万華鏡のような

光と輝き

今日という日が始まって

明日という また次のいちにちへの

希望となる

一瞬の煌めき

このとき

君が

瑠璃色に光輝く

キラキラ

煌く

明日の

光はもう二度と

みることができない

今しかない煌めき

明日は誰の手に映るの

空の青でもなく

海の青でもなく

表現する言葉が

澄んでいく

 

大外回り

グルっと一周行ってみよう

やってみよう

君が全部を見たいと

言うならば

全部の先は

なにがある

きみの未来には

夢がある

君の手の先には

希望があって

足の先には

光がある

走り出せ

止まらずに

動き出せ

動き続けろ

いうならば

僕は

影でいい

君のこえを

とどけるよ

電波に乗って

大切な人へ

君の未来は

君のもの

僕の世界は

君模様

そろそろ

お別れの時間みたい

おやすみ

次の朝まで

あと

何億光年

あるだろう

もっと

一緒にいたかった

のり

くっついて

はがして

何度でも

できるよ

 

欲しいものも

欲しくないものも

これから必要なものも

これまで必要だったものも

 

あなたが選んで

見つけていって

カケラを つけていく

集めて

まとめて

 

ちがったら

はがしちゃえ

 

きみのえらんだ

未来は いつでも

塗り替えらるんだ

シュガーポット

甘い言葉を貯めておきたい

僕にしかない

甘い言葉

君が囁いた声 音 言葉

どんなものでも 君を

感じていたい

喧嘩した時も

仲直りした時も

おはようも

ごめんねも

あくびだって

貯めておければいいのに

甘い言葉も

辛い言葉も

苦い言葉も

ひとつに混ぜたら 

大変かな

僕にとっては最高でも

人から見たら

ごった煮の鍋みたいかな

だから

甘い言葉だけ

集めていきたい

甘くて 切なくて もうそれ以上 入らない

そんな シュガーポット

ストロー

口にするボクのジュース

おいしい?

うれしそうに聞くきみ

美味しいよ

なんでそんなにニコニコしてるの

逆に尋ねるボク

僕の問いかけにキミは

うれしそうに微笑み返す

だって、

持っているストローに目をやり

俯きながら

君は小さな声で

囁く

ボクは聞き取れなかった

あの時話せたら

後悔しなかったのかな

なにって言えばよかった

ただ笑うだけだった

ボクの近くに

もう君の姿は見えない