ココロハナコトバ

ただ言葉や自分の声を連ねていきます。意味がない文字の羅列です。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

名指し

誰がやった あいつが悪い あそこは行ってはいけない あの子とは遊んじゃダメ 偉い人がいった それだけでいいの? 一方的な言葉は、 知らない誰かの涙であふれている 裏路地に君が初めてきた 大丈夫 君を指差すひとはいない ここではだれもがいないもの 相手…

雨雪

雨が降っていた 君はどこに行っていたの いつも通り答えのないあなた 雨だれが耳に残る オノマトペにできない擬音語たち 見上げた夜空は 真っ暗で ハローハロー聞こえますか 私はここにいます あなたはどこから発信しているの はやぶさの向こう側 くちづけを…

リップ

そっと口につける 紅をさす 赤く艶めくアタシになる しっかりと塗るわけでなく あくまでそっと 唇から離れた瞬間 世界が華やいだように見えた 少しでも 綺麗になりたくて ムズカシイ理論なんか知らない ただ赤く赤く 美しく艶めく あの日見た女性には今でも…

バッグ

入れてしまえば大丈夫 誰にも見えない わたしのこともあなたのことも 猫が私たちをみていた バレてしまったかしら ねこもいれてしまえば大丈夫 ことりがさえずる わたしたちのこともウワサしている バレてしまったかしら ことりもいれてしまえば大丈夫 あた…

むかむか

気持ちが悪い 自分の気持ちが消化しきれなくて なんて、 カッコいいことを書いた気になったけど、 さっきたべたよくご飯の食べ過ぎじゃないか ただのご飯の食べ過ぎ 大好きなんだよね 豆ご飯 ついお代わりしちゃって おかずも美味しくて だから、むかむか い…

つばさ

なぜ人は飛べないのだろうか なぜ鳥は飛べるのだろうか 人間と猿の遺伝子的な違いはちょっとだけらしい じゃあぼくも飛べるのかな 飛びたいわけじゃなくて どこかへ行きたいわけでもない ただ閉塞感が僕を押しつぶす もう少しで僕は消えてなくってしまうかも…

のど

なにかの音が漏れている なにを伝えかったの しっかりと頭の中で何度も練習したのに 世界には届かなかった わたしの体の私じゃないところになってしまった その瞬間は 頑張ってよ 動いてよ もやもやの思いも 誰にも伝わらない 痛くて 開けられなかった とて…

痛み

感じていた ピリピリ ヒリヒリ もう少ししたら開放してくれる 冷たい氷があったら うれしい 時間がきたら収まってくれる もう耐えられない キリキリ ザリザリ ザラザラ やめて もういやだ 心当たりがあったことはありますが 時間が経てば忘れてしまいます 誰…

誘惑

美味しいご飯と美味しいお酒があればそれだけで幸せ 強がりでもなくそう思っているよ 夢でもいいからなんて綺麗事 あたしは言わない 太鼓の音が聞こえる 聞いたことがある響き 音に揺られて身体が疼く 知っている人がいないのなら ここからスタートできるか…

帽子

誰かのなにかが飛んできた 目を凝らしても見えないほどのスピードで 風が強く強く吹いていく 僕の眼のまえを通り過ぎる 黄色くて小さくて もう見えないなにか 空高く舞ったきらめきは 誰かの大切なものだったのだろうか もうなくなってしまった 大切ななにか…

晴れの1日

おはようっと 窓を開けて、晴れていればそれだけで幸せ。 それがお休みの日ならもっと幸せ。 そんな風に思えるあたしは幸せ者で 明日も晴れればいいのに 明日の事は分からない。 時々は曇りや雨の日がいい日もある。 それが日常で、繰り返しの毎日。 そんな…

さくら

蕾が膨らんでいた。 気がついたら、あっというまのことだった。 いつになったら咲くのだろうか。 開花予想なんでするぐらい、私たちはあなたのことを考えている。 もう少し。 あと少し。 わたしも膨らんでいく。 少しだけ考えが決まってきたのだろうか。 明…