ココロハナコトバ

ただ言葉や自分の声を連ねていきます。意味がない文字の羅列です。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ホワイト

白く どこまでも白く ただただ白く 世界は一面の光であふれていた 反射したガラスのきらめきに 全然気づかなかった ずっと先まで 光り輝く まっすぐ 見つめるその先 明日もキミに会いたい

行進

歩き出す 足と手がいっしょ動いても 動かないと どんなものでも 動かなくなる 難しいとか考えてる 時間なんていらん ヒトと同じようには進めなくても つねに前だけしか見えないように ちいさいひとのこころにしたがって じぶんのリズムでリアルな行進を

未確定

何千年かかって解き明かされた 法則や定理を 説明する黒板 記号や数字が歩きだす きれいに並んで行進し始めても となりで寝ている あなたの事さえ 感じられない リアルなわたし どこまでがあなたなの 心はまったく動けない 明日はわからないまま

セリフ

飲み込んだ言葉は もう消えてしまった シャボンの泡が 飛び跳ねても 日付変更線は 越えたまま 朝がまた来る ぼくの中で反芻し続ける言葉は 発酵して熟成するのか 腐敗へ向かうのか まだ台詞にはなっていない

信じたって 変わらない 解答済みのテスト用紙 そのときはウソでも 時間が経てば オセロの色も裏返る みんなが信じてしまえば 真実になって ウソで塗り固められた道が 正義というなの侵略へ 限りなく黒に近いグレーから 白に近いグレーへ

近く

となりにいるから 分かったような 気になって 何年も経った 縮まらないまま 朝を迎える僕等はあと何度 朝寝坊が許されるの ひとつがうまくいくと もう片方のあたしが 同じ場所から 脚を引っ張っている どれだけの時が経っても キミのキモチはいつも対岸の向…

理解

分かってもらいたいと 言葉を尽くし 思いと理論だけが 先走る 混沌としているのは 世界かわたしか 知ってもらいたいと 願うは わがままか 欲望か 心それ以上なにもいらない

手帳

過去も未来への 軌跡も この手の中 だれも残してくれないから あたしは記録したい 知らないまま 生きることは いけないことなの 多くを知ってるあなたは 偉いのかな 検索ばかりで 知ったような気になって 知識だけ 理論だけ 理想だけ それよりあたしは今日と…

一歩前

辿り着けない あと少し ゴールが見えてから こうなったらいいなって 思いだしたら そこからまったく進まない 理想をもてるほど 近づいているはずなのに つい逃げ出したくなってしまう そこから 一歩前へ なんとか踏み出せる あたしでありたい

ツール

つかわれるのか つかいこなすのか 堂々巡りに終わりはないの 誰かがいった ネコの様に生きていきたい 来世の願いも飽和気味 ほら繰り返す 今世の諸行

トビラ

気付いたら僕の眼の前に 大きな扉があった 開かないのだろうか 頑丈な 重厚な作りだ 彼女は僕のとなりで ハンマーを振り下ろしていた コレは夢 それともゲーム 電子音が聴こえると同時に 粉々に崩れていくのは 僕の世界か向こうの世界か

ゆるぎない

どっしりと おおらかで まあるく にこやかに ただその場に 居続けることが どれほど難しいことなのか 歳を重ねるほど 困難になっていく 自分自身が あせって ぴりぴりして とげとげしく 気難しくしているから やってこないのに 反対のことばかりしてしまう …

端々

直接なにかされた訳でも ひどいことをされた訳でも ない なにも変わらないかもしれない 彼等が正しいのかもしれない それすら霧の向こうがわ 近づいてはいけない 本能がいった 陽気な親しげな顔のまま 善意のかたまりのような態度なのに どこかが歪んでいる …

手当て

あなたがかざしてくれた 手のひらで 泣けなかった僕は やっと息を吐くことができた 泣き方を忘れた子どもに 僕はなにができるのか 窒息してしまう前に 息を吐くことすらくるしい世界で あの子の泣き場所に ボクハナリタイ

豆まき

鬼は外福は内 飛び跳ね笑顔の子どもには 祓う厄などありはせぬ 今は遠くの想い出も 今日のこの日は近くなる 幼い頃の記憶の先は 日々のコトバにかき消され 特別だった今日が終わる

ハレノヒ

いつか思い描いてた このときを貴方へ 繫ぐことができて ただただ嬉しい 喜びも悲しみも 一歩踏み出せないとはじまらない 完璧になろうと 失敗を怖れても なんにも変わらない そんなニンゲンにハレノヒはこない

吐息

いつもギリギリのところにいたくて 正解と不正確の真ん中 不確実で 不安定なまま 夜を迎えたい 真実なんて幻想で 僕等はいつも夢のなか 粒子に分解する前に 星の吐息でため息をつく

滲む

悲しみに蓋をしたはずなのに 滲み出してきた 僕が必死で見ないフリをしたことを キミは知っていたの 見たくなかったんじゃない 怖くて恐ろしくて 目をそらすことでしか 僕がタモテナカッタンダ