ココロハナコトバ

ただ言葉や自分の声を連ねていきます。意味がない文字の羅列です。

帽子

誰かのなにかが飛んできた

目を凝らしても見えないほどのスピードで

風が強く強く吹いていく

僕の眼のまえを通り過ぎる

黄色くて小さくて

もう見えないなにか

空高く舞ったきらめきは

誰かの大切なものだったのだろうか

もうなくなってしまった

大切ななにかは

本当はただ心の迷いだったのだ

もう二度と出逢えない

さようなら

ありがとう