ココロハナコトバ

ただ言葉や自分の声を連ねていきます。意味がない文字の羅列です。

誘惑

美味しいご飯と美味しいお酒があればそれだけで幸せ

強がりでもなくそう思っているよ

夢でもいいからなんて綺麗事

あたしは言わない

太鼓の音が聞こえる

聞いたことがある響き

音に揺られて身体が疼く

知っている人がいないのなら

ここからスタートできるかしら

伸ばした右手はただ空をつかむだけ

走り出したい足はもつれる

呼吸は荒くなる

もう無理だ

そう思った瞬間

誰かが呼ぶ声が聞こえた

ダメだとわかっているのに

振り返ってしまった僕の未来は

喜劇が悲劇か

誰にも分からない

帽子

誰かのなにかが飛んできた

目を凝らしても見えないほどのスピードで

風が強く強く吹いていく

僕の眼のまえを通り過ぎる

黄色くて小さくて

もう見えないなにか

空高く舞ったきらめきは

誰かの大切なものだったのだろうか

もうなくなってしまった

大切ななにかは

本当はただ心の迷いだったのだ

もう二度と出逢えない

さようなら

ありがとう

晴れの1日

おはようっと

窓を開けて、晴れていればそれだけで幸せ。

それがお休みの日ならもっと幸せ。

そんな風に思えるあたしは幸せ者で

明日も晴れればいいのに

明日の事は分からない。

時々は曇りや雨の日がいい日もある。

それが日常で、繰り返しの毎日。

そんな毎日は続いていくと思っていて

ただの自分でありたいと平凡な自分でありたいと

願っていても、自分の平凡さに飽きている。

他人の非凡さが眩しすぎるよ

言葉や映像であふれている今。

私はなんなのだろうか。

晴れた日の太陽なら、気持ちがいいのに。

さくら

蕾が膨らんでいた。

気がついたら、あっというまのことだった。

いつになったら咲くのだろうか。

開花予想なんでするぐらい、私たちはあなたのことを考えている。

もう少し。

あと少し。

わたしも膨らんでいく。

少しだけ考えが決まってきたのだろうか。

明日は天気がよいといいな。

ホワイト

白く

どこまでも白く

ただただ白く

世界は一面の光であふれていた

反射したガラスのきらめきに

全然気づかなかった

ずっと先まで

光り輝く

まっすぐ

見つめるその先

明日もキミに会いたい

 

行進

歩き出す

足と手がいっしょ動いても

動かないと

どんなものでも

動かなくなる

難しいとか考えてる

時間なんていらん

ヒトと同じようには進めなくても

つねに前だけしか見えないように

ちいさいひとのこころにしたがって

じぶんのリズムでリアルな行進を

未確定

何千年かかって解き明かされた

法則や定理を

説明する黒板

記号や数字が歩きだす

きれいに並んで行進し始めても

となりで寝ている

あなたの事さえ

感じられない

リアルなわたし

どこまでがあなたなの

心はまったく動けない

明日はわからないまま